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こんな新聞毎日読んでいます。


by shinsyu007

国益を考える講演会





 とり上げたい記事は沢山あるのですが、連休中は忙しいので、このブログの内容とは直接関係なく、申し訳ないですが、とても楽しめる動画だと思うので、しばらくこのブログのトップに固定いたします。
# by shinsyu007 | 2009-12-31 22:05 | 動画

取り戻せ 主権者の地位

憲法を生かす―――1

 憲法改正の手続きを定めた国民投票法の施行が来年五月に迫っている。一年たてば、国会は憲法の見直し案を国民に示すことができるようになる。

 この法律が決まったのは安倍晋三政権のときだった。安倍氏は「美しい国」路線を掲げて改憲路線を突き進んだ。体調を崩して退陣していなければ、改憲に本気で挑戦したかもしれない。

 福田康夫政権への移行で政界の改憲熱は急速にさめた。福田氏の場合、支持率低迷でそれどころでなかったのが正直なところだろう。今のところ麻生太郎首相にも熱意は感じ取れない。投票法に基づいて国会に設けられた憲法審査会はまったく動いていない。

 改憲へ水位は高い

 とはいえ、投票法が一年後に施行される意味は重い。

 自民党は結党以来「自主憲法制定」を掲げ続けている政党である。民主党の中にも改正に前向きの政治家は多い。

 今年は総選挙の年だ。政界再編などをきっかけに、憲法の見直し問題が動き出す可能性がある。

 「水面は穏やかでも(改憲)水位はかなり上がっている」

 私たちは一年前、憲法記念日に合わせた社説でこう書いた。見方は今も変わらない。

 この一年の間にも、憲法にかかわる問題が噴出し続けた。「ワーキングプア」と呼ばれる低所得者層が、憲法に保障する生存権の実質を問い掛けている。

 政府はソマリア沖の海賊への対処を掲げて、自衛隊の海外での活動領域をもう一歩広げた。知る権利、表現の自由を脅かす出来事も後を絶たない。

 政治が心もとない

 憲法論議を間違いのない方向へ導く第一の責任は政治にある。改正を発議する権限は国会に与えられているからだ。

 困ったことに今の政治は、憲法問題を国民に問い掛けるには、いかにも心もとない。

 とりわけ麻生首相である。「政局より景気対策」。こう言って衆院解散を先送りしてきた。言い換えれば、国民が主権者として意思表示をする機会を奪ってきた。

 一方で、定額給付金、新テロ対策特別措置法などで、「三分の二再可決」を連発した。

 衆院の議決が違ったときは、衆院は三分の二以上の賛成で再可決できる―。憲法五九条にはそんな意味のことが書いてある。

 しかし再可決が国民に受け入れられるには、満たすべき条件があるはずだ。衆院が国民の意思を反映していることである。今はそこに疑問が生じている。

 前回の総選挙は二〇〇五年秋に行われた。四年近くも前の選挙結果を頼みに三分の二再可決を繰り返す麻生首相の姿勢は、国民主権の原則に照らし問題を残す。

 加えて「解散権」発言である。「解散の時期は首相、麻生太郎が判断する」。首相はことあるごとに力説する。

 憲法のどこを開いてもそんな規定はない。天皇の国事行為としての衆院解散と、内閣による天皇への助言規定があるだけだ。

 首相が衆院を自分の都合に合わせて解散することに異議を唱える声は、憲法学会や政治家の間にも少なくない。解散発言は本来、慎むべきなのだ。

 そもそも憲法についての政治家の基本認識に問題がある。例えば自民党の新憲法草案には「国や社会を・・・自ら支える責務」が盛り込まれている。

 憲法は政治権力が暴走しないよう縛りをかけるものである。統治権限を振るう国家権力に対し、国民が生まれながらにして持っている権利を侵害しないよう命令する。それが憲法だ。

 選択のときが迫る

 自民党の草案を読むと、憲法の基本的な在り方への理解不足が覆えない。

 民主党だってほめられない。党内の摩擦を避けるために、これまで憲法についての論議を避けてきた。民主党が仮に政権を握ったときは、憲法解釈で迷走するのは目に見えている。

 次の総選挙は政治の風景を一変させる可能性が高い。憲法論議も新しいステージに入るだろう。大事な場面が迫っている。

 今の政治は国民主権の原則に照らして問題が多すぎる。選挙へ向け、各党の政策、主張にじっくり目を通そう。憲法が掲げる理想に真剣に向き合っている政党はどこか、見極めよう。それは同時に政治を変えることにつながる。

 憲法が保障する国民の権利は黙っていては守れない。選挙を通じて、意思を表示し、主権者の地位を回復するこを考えよう。

      ◇  ◇

 六十二回目の憲法記念日がめぐってくる。憲法についての今日的テーマをとり上げつつ、その精神を生かす道を五回続きで考える。

誤解五回も続けるそうである。

忌野清志郎さん
# by shinsyu007 | 2009-05-03 20:38 | 社説
8世紀 子どもの衣服
 
 奈良市の正倉院に伝わる八世紀の衣服「紅布衫(べにぬののさん)」がベニバナで染めた国内最古の布製品と確認され、正倉院事務局が二十四日、発表した。ベニバナは退色しやすく、古代の染色が残ることは極めて珍しいという。

 衫(さん)は下着などに使われる衣服。紅布衫は縦八四㌢、幅五七・五㌢、麻でできており、袖のないTシャツの前面が縦に割れたような形。

 奈良時代の麻布の幅は一般的にも七〇㌢前後で、端を十数㌢切り落として、子ども用に仕立てたとみられる。肩の部分にほつれたような跡がありもともとは袖がついていたらしい。

 背中側のすそに「刑部小君(おさかべのおぎみ)」「天平十三年十月」(七四一年十月)との墨書があった。都の近国では納税の期限が十月と決められており、近国の国司か郡司が租税の一つ「調庸物(ちょうようぶつ)」として納めた布が使われたようだ。ベニバナに詳しい奈良教育大の金原正明准教授(環境考古学)は「ベニバナは移ろいやすいものの象徴として、万葉集の恋の歌にたびたび登場する。正倉院で保存状態が良かったため、残ったのだろう」と話している。

ベニバナで染めた国内最古の布製品と確認された正倉院の「紅布衫」(正倉院事務所提供) 写真へのキャプション

平成21年4月25日付総合面

「正倉院で保存状態が良かったため・・・」とんでもなく進んだ秘密の技術を、昔から正倉院は持ってるのかと、妄想してしまいました。いずれにしろ物持ちの良いお国柄であると共に、歴史を遡ることが簡単にできる幸せな国です、わが日本は。
# by shinsyu007 | 2009-04-26 19:07 | 総合

草なぎ剛さん

人気者の思わぬ脱線

 青白く、やつれた表情が痛々しい。公然わいせつ罪の疑いで逮捕後、釈放された人気グループSMAPの草なぎ剛さんである。

 泥酔した揚げ句、夜中の公園で全裸で騒いで通報された。国民的アイドルの振る舞いとしてふさわしくない。

 出演番組は、幼児向けから深夜のバラエティーまでと幅広い。地上デジタル放送の普及推進のキャラクターを努めるなど、テレビCMにも引っ張りだこだった。

 それが放送中止や出演シーンのカットに追い込まれている。ファンを裏切り、多くの人に迷惑をかけてしまった。関係者が被る実害は大きい。

 草なぎさんが所属するジャニーズ事務所は、本人の活動を当面自粛すると発表した。きちんと反省して出直してもらいたい。

 草なぎさんは、数々のドラマや映画に出演し、ナレーションや舞台もこなす。韓国語を駆使するなど、多才な顔を持っている。

 メンバー五人の中でも、控えめで、まじめな印象が強い。そんなイメージと、今回の騒動はかけ離れている。いまだに信じられない人が多いだろう。

 全裸になった東京・赤坂の公園は、自宅マンションのすぐ近くだ。本人は帰宅したつもりで衣服を脱いでしまったのだろうか。かなりの量を飲んでいたらしい。

 順風満帆の芸能人生活に見えて、実はストレスをため込んでいたのかもしれない。飲んでうっぷんを晴らしたいときもあるだろうが、立場をわきまえ、ほどほどにしてほしかった。

 酒との付き合い方は難しい。酔って開放的になり、歯止めが利かなくなる場合もある。花見や歓送迎会などで、失敗を経験した人もいるかもしれない。

 先ごろ、中川昭一前財務相兼金融担当相がもうろう会見で引責辞任し。“公人”にはとりわけ自制心が求められる。

 警視庁赤坂署は、草なぎさんを逮捕し、さらに家宅捜索した。署には問い合わせが殺到している。結果的に押収品はなく、尿検査も薬物反応は出なかったという。芸能界は薬物汚染を断ち切れていないけれど、家宅捜索まで必要だったのか疑問は残る。

 SMAPは以前も稲垣吾郎さんが障害などの疑いで逮捕され、活動を自粛している。二度目の不祥事だ。本人だけでなく、メンバーやファンはつらいだろう。

 たくさんの人が早い復帰を願っている。まだ三十四歳だ。経験を糧に再出発してほしい。

平成21年4月25日付社説

社説でとり上げるべき話題とは思えません。それにしても、お優しいことです。

草なぎさん「恥ずかしい」
# by shinsyu007 | 2009-04-26 14:21 | 社説
民主党 衆院選適用方針 同一選挙区なら

 民主党は二十三日、党本部で政治改革推進本部(本部長・岡田克也副代表)の総会を開き、国会議員の世襲制限について、親族が同一選挙区から続けて立候補することを認めない方針を確認した。親族の対象は「三親等以内」を軸に検討を進める。

 成案が認められれば党規に盛り込み、次期衆院選から適用するとともに、マニフェスト(政権公約)にも明記する方向だ。自民党は菅義偉選対副委員長らがマニフェスト明記を主張しているが、異論も根強い。麻生太郎首相は慎重姿勢を崩しておらず、民主党側には違いをアピールする狙いがある。

 総会では政治資金の受け皿となる資金管理団体の継承禁止についても了承。今国会に政治資金規正法などの改正案を提出する。

 小沢一郎代表が提案した企業・団体献金の禁止については、企業・団体によるパーティー券購入禁止と合わせ、一定の経過旗艦後の実施で一致。五年以内とする声が大勢を占めた。

 世襲制限について、岡田氏が同一選挙区で三親等以内を対象とするよう提案。親族の範囲など具体案は、岡田提案を柱に検討を急ぐ。総会出席者からは知事など地方自治体の首長の子息や、衆院と参院にすみ分けした場合も対象とするよう要望が出た。継承禁止は国会議員関係政治団体なども対象に加えるべきだとの意見もあった。

 菅直人代表代行は記者会見で「現閣僚は三分の二が二世議員。歴代総理は三代に渡り元首相の子や孫。自民党の世襲政治は極まっている」と批判。その上で「民主党と自民党を比較してもらいたい」と強調した。

「評価する」声と慎重な受け止め                

                        県選出民主議員
 
 民主党が次期衆院選から、国会議員の世襲制立候補を制限する方針を示したことについて、次期衆院選に立候補予定の県選出同党衆院議員(比例北信越を含む)からは「評価する」との声の一方で、慎重な受け止めもあった。

 下條みつ氏(2区)は「党の方針は評価する」とした上で「ただ、上からの押し付けではなく、党内でさらに議論を深める必要がある」と注文した。

 党最高顧問の羽田孜氏(3区)は、党の方針の是非について言及を避けたが「(議員は)投票によって選ばれるもので、世襲は良い、悪いと単純に割り切れる問題ではない。職業選択の自由もある」と疑問もにじませた。

 1区からの立候補を予定している篠原孝氏は(比例北信越)は「ノーコメント」とした。

平成21年4月24日 総合面

一般社会の職業の世襲と、政治家の世襲の違いまで踏み込んで書いて欲しいです。これでは、世襲する仕事すべてが悪い、そう言っているようにしか思えませんね。『十四代』なんてお酒は絶対飲めないことになりますね。まあ、党首が代わると、マニフェストから消えることが無いよう要望します。
# by shinsyu007 | 2009-04-25 21:14 | 総合